渡航中の記事で何度か述べているが、ぼくは帰国の日の翌々日に或るアーティストのライヴに参加している。術後1週間ほどの頃はライヴ会場に辿り着くのに精一杯で、開演中は総立ちが当たり前のそのアーティストのライヴでぼくは着席したままでいなければならないのではないかと思っていた。
しかし実際は、何のことはない、ごく当たり前のようにライヴに参加して、2時間の公演を立位で過ごした。多少は身体も動かした。但し、渡航中に注意された通りジャンプはしないように気を付けたし足踏みも控えめにした。
帰宅後に術創が少し痛んだので無理をしてしまったかと思ったが、さしたる不都合は起きていない。
トイレに入るたびに怖々排出していたが、排尿は帰国の日までに普通にできるようになったし、排便も術後3週間程度で当たり前にできるようになった。通常便でも大丈夫。内臓を抜き取ることで腸が収まる空間が広くなったせいか調子がよく、帰国後は通じがすこぶるよい。
入院中からたびたび言われるが、やはり歩くのがよいのだろう。適度に食べて適度に歩くことは腸の働きを活発にする。便も体調にあった状態のものが出る。 食事量と食事内容、適度な運動で腸の調子を整えることが順調な、「怖くない」排便に繋がるのではないか、とぼくは思う。
術後3週間の術創の様子はこんな感じ。
すっかり塞がって、早くも部分的には消えようとしている。不摂生をせず、指示された通りにしていればこれくらいには回復する。
但し、身体の表面の傷はこのように治癒の具合いを眼で確認することができるが、身体の中の傷は見て確認できないので、思うよりも慎重に養生するべきだろう。
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