入院第3日(語彙豊かに) [2009年2月12日(木)]

一日ずっと寝ている生活ですから、食事は唯一と言っていい楽しみです。特に朝食は食べやすいものが出てくるので、弱った身体には有難いです。

 

 

これは洋食の朝食。タイ式の小さくて薄い食パンのトーストと、シリアルと、両方付いてきます。皿はソーセージとマッシュポテトとスクランブルエッグ。デザートのバナナとジュース。結構ボリウムがあります。

 

 

食事の前と後に薬が1回分ずつ運ばれてきます。看護師が写真のような杯に錠剤やカプセルを入れてきてくれて、看護師の目の前で薬を服み、杯を返します。写真の錠剤は化膿止め……だったかな?

 

薬の食事が終わったらほかにすることがないし、前日に続いて眠かったために、私はこの日も1日中うとうとしていました。うとうとしてはいたものの、術日当日もその翌日もほとんどを眠って過ごしていたので、この日は覚めている時間も結構ありました。

 

起きていると気になったのが喉の痛み。前回渡航時(内性器摘出術時)も術後喉が痛かったことがあり、空調がよく効いていることと体力が落ちていることから風邪を引きかけているのかと思っていたのですが、風邪ではないようです。

 

手術は全身麻酔で行われるのですが、その際に喉に挿管されます。その挿管の操作で喉が幾らか傷ついてしまい、それで痛いのだそうです。前回は喉の痛みを看護師に訴えたところ「3日経てば治る」という回答を得たのですが、今回はアテンダーのY氏にのど飴を買ってきて貰うことで対応しました。私は行ったことがありませんが、ヤンヒー病院の1階にはコンビニエンスストアがあるのだそうです。

 

昼食も洋食です。しかし、読者のみなさんには大変申し訳ないのですが、この記事を書いている現在は渡航時から1年半ほど経ってしまっていまして、この写真に写っているのがどんなメニューだったのか、既に憶えておりません。ごめんなさい。

 

驚くべきことが一つ。

 

2005年に手術を受けたときも私はヤンヒー病院に入院して、ヤンヒーの看護師たちが少しずつ日本語を覚えようとしているのを目の辺りにしてきました。

 

今回(2009年)、再度ヤンヒー病院に入院してみて、看護師たちの日本語の上達振りに目を瞠りました。前回はお互いに単語を並べるだけでコミュニケーションを取っていたのが、今回は看護師たちはすらすらと整った日本語の文章でいろいろな質問をしてきます。「お腹痛くはないですか?」、「身体、拭きますか?」、「ごはん食べましたか?」……。

 

これはヤンヒー病院が看護師たちに日本語の教育を施した訳ではなく、看護師たちが現場で日本人患者の言葉を聞いてどんどん憶えていったものだそうです。

 

この分だと私が次回渡航する頃には、ヤンヒー病院では当たり前に日本語で生活できるかも……?

 


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